昨日付け地元紙のくらし欄で見つけたこのタイトル。更に『お手本はイチロー、北島両選手』などの見出し文字も。そのまま引用させていただきます。
『日用品値上げ続く今だからこそ…
日用品の値上げが続く。子どもは親の生活防衛術を見ながら暮らしている。「物を大事にすることが心を強くする」という明治大学教授(教育学)の斎藤孝さんに、物価高に対する親の心掛けをアドバイスしてもらった。
明治大教授(教育学)
斎藤孝さんに聞く
貧しさを知ることは、情緒を育てる上で大事なことです。(教育評論家の)無着成恭さんが戦後の教育実践を記した「山びこ学校」を読むと、苦しい生活の中で頑張ることで、心が豊かに優しくなることがよく分かります。すべてがそろっていると、学ぶ意欲に火がつきません。
物を大切にすることは、心を整えることでもあります。私は子ども時代、野球のグラブやシャープペンシルを大事にすることで、心を強くしてきた気がします。米大リーグのイチロー選手が、試合いが終わるたびに靴の泥を丁寧に落とすのもそう。物とのつきあいは自分とのつきあいであり、消費財でも、やがて自分の一部になります。
私はテニスをする際、1球でも多く打ち返そうと頑張りました。靴は破れて親指が出るまで履きましたが、次第に物を使い切っている自分が気に入ってきました。もったいない精神が粘り強さをつくる。「物を大事にすることは、自分を強くすることなんだよ」と子どもに教えてほしい。
お金のかからない勉強法もあります。音読です。教科書は音読を何回もすれば、特に歴史のテストに有効です。すべての教科で英語のように書き写したり、音読することを勧めます。
理解は読み方と連動しています。理解してくると、うまく読めるようになります。音読を徹底すると、要旨を説明できるようになります。記憶の定着度が高く、読解力も増します。
こうした「学びの型」を身に付けた人は、お金があまりかかりません。工夫する方が、学力だけでなく、心の発達も早い。外国の選手より小さな体でも、徹底的に技術を工夫し、強い心を鍛えた(五輪平泳ぎ連続二冠の)北島康介さんが、そのお手本です。
塾に行くと決めたことで、工夫が止まる恐れがあります。不自由さの中の工夫が自分を鍛えます。勉強ができる人は、自分で工夫ができる人だと思います。
さいとう・たかし 1960年静岡県生まれ。東大卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に「声に出して読みたい日本語」「教育力」「折れない心の作り方」など。』
中学校へ進学する前に購入しなければならない自転車。高校へも自転車が無くては通えない。だから、品質の良い物を買って6年間乗りこなすことを約束させられた。双子だから一度に2台必要になる。自転車屋さんにとっては有り難い客だったかもしれない。
長く乗り続けるために、勿論汚れたら掃除。細かい部分の油差し。色んなことを父が教えてくれた気がする。当時としてはとても高価な財産だった。雨がかからないように、専用の駐輪場となったのは、昔のミゼットを入れていた場所。
高校を卒業し、私の場合は誕生日が2月24日。卒業式が2月25日。既に京都郵政研修所入りが3月14日と決まっていたので教習所行きは諦めていた。上手な人なら難なく取れただろうけど。なので暫くは帰省しても自転車だった。その自転車は、私が局を辞めて実家へ帰ることになったときにもあって、暫く通った郵便局へのアルバイトに乗って行っていたっけ。。。大事にすればいつまでも乗れる。そんなことを思い出してくれた。
塾へなんか行かなくったって、教科書の音読、書き取りで十分なんじゃないかなぁ。でも、今の子ったら塾へ行かない子を探す方が難しいくらい。みんながみんな東大へ行けるわけじゃないのに。。。ある意味今の子も大変なのかな。
『日用品値上げ続く今だからこそ…
日用品の値上げが続く。子どもは親の生活防衛術を見ながら暮らしている。「物を大事にすることが心を強くする」という明治大学教授(教育学)の斎藤孝さんに、物価高に対する親の心掛けをアドバイスしてもらった。
明治大教授(教育学)
斎藤孝さんに聞く
貧しさを知ることは、情緒を育てる上で大事なことです。(教育評論家の)無着成恭さんが戦後の教育実践を記した「山びこ学校」を読むと、苦しい生活の中で頑張ることで、心が豊かに優しくなることがよく分かります。すべてがそろっていると、学ぶ意欲に火がつきません。
物を大切にすることは、心を整えることでもあります。私は子ども時代、野球のグラブやシャープペンシルを大事にすることで、心を強くしてきた気がします。米大リーグのイチロー選手が、試合いが終わるたびに靴の泥を丁寧に落とすのもそう。物とのつきあいは自分とのつきあいであり、消費財でも、やがて自分の一部になります。
私はテニスをする際、1球でも多く打ち返そうと頑張りました。靴は破れて親指が出るまで履きましたが、次第に物を使い切っている自分が気に入ってきました。もったいない精神が粘り強さをつくる。「物を大事にすることは、自分を強くすることなんだよ」と子どもに教えてほしい。
お金のかからない勉強法もあります。音読です。教科書は音読を何回もすれば、特に歴史のテストに有効です。すべての教科で英語のように書き写したり、音読することを勧めます。
理解は読み方と連動しています。理解してくると、うまく読めるようになります。音読を徹底すると、要旨を説明できるようになります。記憶の定着度が高く、読解力も増します。
こうした「学びの型」を身に付けた人は、お金があまりかかりません。工夫する方が、学力だけでなく、心の発達も早い。外国の選手より小さな体でも、徹底的に技術を工夫し、強い心を鍛えた(五輪平泳ぎ連続二冠の)北島康介さんが、そのお手本です。
塾に行くと決めたことで、工夫が止まる恐れがあります。不自由さの中の工夫が自分を鍛えます。勉強ができる人は、自分で工夫ができる人だと思います。
さいとう・たかし 1960年静岡県生まれ。東大卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に「声に出して読みたい日本語」「教育力」「折れない心の作り方」など。』
中学校へ進学する前に購入しなければならない自転車。高校へも自転車が無くては通えない。だから、品質の良い物を買って6年間乗りこなすことを約束させられた。双子だから一度に2台必要になる。自転車屋さんにとっては有り難い客だったかもしれない。
長く乗り続けるために、勿論汚れたら掃除。細かい部分の油差し。色んなことを父が教えてくれた気がする。当時としてはとても高価な財産だった。雨がかからないように、専用の駐輪場となったのは、昔のミゼットを入れていた場所。
高校を卒業し、私の場合は誕生日が2月24日。卒業式が2月25日。既に京都郵政研修所入りが3月14日と決まっていたので教習所行きは諦めていた。上手な人なら難なく取れただろうけど。なので暫くは帰省しても自転車だった。その自転車は、私が局を辞めて実家へ帰ることになったときにもあって、暫く通った郵便局へのアルバイトに乗って行っていたっけ。。。大事にすればいつまでも乗れる。そんなことを思い出してくれた。
塾へなんか行かなくったって、教科書の音読、書き取りで十分なんじゃないかなぁ。でも、今の子ったら塾へ行かない子を探す方が難しいくらい。みんながみんな東大へ行けるわけじゃないのに。。。ある意味今の子も大変なのかな。