求職者列に車爆弾突入などと、1日付けの地元紙に掲載されていましたので、そのまま引用させて頂きます。

 『[カイロ28日共同]イラク中部ヒッラーで28日、求職のため集まった群衆に車が突っ込み爆発、ロイター通信が保健当局者の話としてつたえたところによると、115人が死亡、148人が負傷した。武装勢力の自動車爆発による自爆テロによるとみられる。

 1月30日のイラク国民議会選挙以来、最大の犠牲者。政治プロセスが進んでも政治状況が改善されない状況をあらためて示した。

 犠牲者の多くは公務員の職を得るために必要とされる健康診断書を入手しようと集まっていたイラク人。近くには市場などもあり、爆発は周辺の商店や車両も巻き込んだ。

 ヒッラー付近はイスラム教シーア派住民が多い地域。イラクの武装勢力は行政当局や米軍で働く人々、シーア派信徒を敵視しており、攻撃を繰り返している。

 AP通信によると、首都バグダッド南方ムサイブでも28日、警察の検問所を狙った車爆弾による自爆攻撃があり、警官少なくとも1人が志望、数人が負傷した。

 また、イラク駐留米軍の同日の発表によると、首都バグダッド南部で26日夜、何者かが検問所の米兵を銃撃、米兵1人が死亡した。』更に国際面では、イラク・自爆テロ無差別攻撃拡大の恐れ 選挙後の治安なお混沌として、

 『[カイロ28日共同]イラク中部ヒッラーで28日、百人以上が死亡したテロ攻撃は、求職のための証明書発行を待つ人々の列を狙って実行されたと見られる。米軍やイラク警察、兵士を主な標的としてきた武装勢力の攻撃が、一般市民を巻き込む「無差別テロ」の様相をさらに強めたといえる。

 1月30日の国民議会選挙を乗り切ったイラク暫定政府や米軍には、選挙後に武装勢力の攻撃能力が衰えると予想する声もあったが、大規模テロの再発で、治安情勢の行方が依然、混沌としていることを示した。

 イラク治安当局と米軍は、国民議会選挙を成功させるため投票日に警戒態勢を敷き、武装勢力が攻撃を警告していた投票所での大規模テロを防いだ。しかし、実際には当日、10人近くがバグダッドなどで自爆テロを敢行したことが分かっており、一歩間違えば、多数の犠牲者が出かねない状況だった。

 イスラム教シーア派の宗教行事アシュラが最高潮を迎えた2月19日とその前日には、旧フセイン政権崩壊後に主導権を握ったシーア派教徒を狙った自爆テロなどが続発。死者は約100人に上り、武装勢力の「復活」の兆しが表れていた。

 新政権樹立へと歩むイラクの政治プロセスを妨害しようとする武装勢力のテロは、今後も標的を拡大させていく可能性が高い。』

 一体いつまでこんなことがくり返されるのでしょうか。。。既に駆逐されたとばかり思っていた武装勢力。。。まだまだ先は見えていなかったということでしょうか。