音楽って素晴らしい♪

 音楽だけのことを綴っているわけではありませんが、音楽の素晴らしさが伝えられたらと始めました。大きく路線が変わることもしばしばですが、どうぞ宜しくお願いします。

2005年11月

『自然の叫び 伝えたい』

 ミュージシャンの石井竜也さんのことを、3日付け地元紙のくらし欄で見つけました。記事にされたのは、佐藤 由里さんだとか。そのまま引用させていただきます。

 『米米CLUBのデビューから20周年、「米米ー」とソロのベストアルバムをそれぞれ、「米」「石」としてリリースした。インターネット投票で、ファンのリクエストが多かった曲を中心に30曲を選曲した。

 「ファンの応援があったからこそできた作品。作っている間、『米米ー』は本当に大切にされていたバンドだと実感した。完成した今、このアルバムは、ファンからのプレゼントのようにさえ思える」

 1985年、「米米ー」のボーカリストとしてデビューし、作詞作曲も担当。「君がいるだけで」で、日本レコード大賞を受賞した。97年にバンドを解散しソロに。映画監督やデザイナーなど、多岐にわたって才能を発揮している。

 「『米米ー』時代は、自作曲にメンバーのアイデアが次々と積み重なり、魅力的に成長するのが面白かった。ソロでは、共演したミュージシャンに刺激を受け、出会いの素晴らしさを感じている」

 愛知万博ではミュージカルをプロデュースし、自然の大切さを訴えた。

 「ふるさとは、自然豊かな茨城県。山がゴルフ場に変わるなど、自然が破壊される現実が悲しい。自分勝手に行動すると必ずしっぺ返しがくる。聞こえない自然の叫びに耳を傾けてほしい」

 そのミュージカルに出演した仲間とともに、自然との共存をテーマにしたコンサートを東京、愛知、大阪で開く。

 「着ぐるみの妖精が登場するミュージカル形式のコンサート。大人だけでなく子供たちにも見てもらい、ファンタジックな世界に浸ってもらえたら」

      ◇   ◇

 大阪公演は12月3日午後6時から、NHK大阪ホールで。発売は11月6日。キョードーチケットセンター 電話06・6233・8888』

『作曲家の思いに共感』

 3日付地元紙のくらし欄の下に、神戸市で13日に公演されるピアニスト・弓張美季さんのことが紹介されていましたので、そのまま引用させて頂きます。

 『シューマン、リスト… 作曲家の思いに共感

 神戸出身のピアニスト弓張美季が11月13日、神戸文化ホールでリサイタルを開く。9歳で家族が渡独して以来、海外で生活するが、神戸では毎年のように演奏会を開催。

 「海と山があって大好きな町で、2百パーセントの自分がだせるように集中したい」と話している。

 今回はシューマンの「幻想小曲集」、プロコフィエフ「シンデレラ」、リスト「スペイン狂詩曲」などを弾く。

 「いつもそのときに練習し、挑戦してみたい曲を選んでいる。シューマンは大好きなのでほぼ毎回。彼の作品は、幻想と現実を行き来するように表情が変化するが、そこに意味があり、奥が深いところが魅力的」

 ニューヨークのジュリアード音楽院、ロシアのサンクトペテルブルグ音楽院などで学んだ。2003年までの2年間暮らしたロシアでは、今回取り上げる「シンデレラ」のバレエ公演を何度も見た。「冷たさの中に情熱を秘めた音楽にひかれた」と思い入れは強い。

 現在はウィーンを拠点に活動。リストの母親ハンガリーへ足を延ばすこともある。

 「リストゆかりの場所を訪ね、現地の人がリストの曲を弾くのを見た。作曲家をはぐくんだ文化や環境に触れ、曲のイメージを膨らませている」

 「作曲家が曲を通し、伝えようとした思いに共感し、お客さんが作曲家と会話している気分になれるような演奏をしたい」

     ◇   ◇

 午後6時から、前売り3千円。神戸文化ホール 電話078・351・3535
                                       (佐藤由里)』

 かのフジコ・ヘミング氏は、よく『歌うように』という表現をされる。本当に素晴らしい演奏というのは耳にも心地良く響くもの。どうぞ、素敵な演奏会となりますよう。。。

「音楽のレッスン」

 というタイトルで音楽評論家で指揮者でもあられる宇野功芳氏が、地元紙の随想欄にメッセージを寄せていらっしゃいましたので、そのまま引用させて頂きます。

 『ぼくがヨーロッパの地を踏んだのは1971年のことだが、それ以来ほとんど毎年のように出かけている。最初のうちはもちろんドイツ、オーストリアが中心で、とくにモーツアルトやベートーヴェンが住んだウィーンに憧れたが、ここ10年はフランスだけにしぼることにした。シラク大統領が「イギリスの食事はフィンランドの次にまずい。料理の味がわからない国は信用できない」といったが、料理がまずいのは独墺も同じ。イタリアがまあまあだが、フランスには適わない。和食は3日もつづけると飽きる(旅館に泊ると分かる)、フレンチは毎日食べても絶対に飽きず、ワインも含め、その奥の深さは無限である。神戸には北野ホテル内にロワゾーの弟子が経営する名店があって、ときどき寄るが、東京の各レストランもパリに負けない店が増えた。日本人はよくフランス人のことを冷たいというが、とんでもない話で、それは表面だけ。一度仲良くなると、もうしつこいほど友人を大切にする。そうなってしまうのがいやで、わざと冷たく振る舞っている節さえ見られるのである。

 フランスからはイギリスもドイツも近い。今回はロンドンのクイーンズ・ギャラリーにあるフェルメールを見るために日帰りで往復したが、この「音楽のレッスン」は人によってはフェルメールのベスト・ワンに挙げる。ぼくのベスト・ワンはデン・バークの「デルフトの眺望」で、見るたびに涙が出るが、「音楽のレッスン」の品格の高さも比類なく、ベスト5に入るだろう。彼は音楽の教師の顔などには何の興味もなく、鍵盤に向かう少女の洋服とか背中の線、手前にある布地などに全精力を集中。しかも全体は別世界の静けさに包まれている。』

 さて、今日から11月。こちらのBlogとは随分ご無沙汰になっていて、相変わらずイラクでは爆弾テロが続いているという報道。一体いつになったら。。。気が滅入りそうな毎日を打ち過ごしてしまいました。

 毎月1日には市の広報が折り込みで入り、その中に、「市の芸術・文化振興に寄与 名誉市民・直原玉青さんが逝去」と題して、顔写真入りで紹介されていましたので、そのまま引用させて頂きます。

 『南あわじ市の名誉市民・直原玉青さん(本名=正・ただし、岡山県出身)が9月30日、大阪府守口市でお亡くなりになりました。101歳。

 直原さんは、帝国美術院展覧界や日本美術展覧会で画家としての地位を確立し、(社)日本南画院創立に尽力、現代南画の第一人者として理事長、会長を歴任されました。

 昭和55年に、国清禅寺・こくせいぜんじの住職となり、平静3年には滝川記念美術館「玉青館・ぎょくせいかん」に自らの作品「禅の牧牛 うしかひ草」「隠元禅師一代記」などの代表作を多数寄贈されるなど、市の芸術・文化振興に大きく貢献されました。

 平成6年9月に旧西淡町から名誉町民の称号が贈られ、合併により名誉市民として引き継がれていました。

 淡路島を心のふるさとと慕い、大きな足跡を残した直原さん。ご冥福をお祈りします。』

 さて、この『玉青館の特別展』として、◆阪神・姫路美術館等合同展覧会MUSEUMに行きたい!南あわじ市誕生記念「人のかたち・人のいとなみ」展の紹介がありましたので、併せて引用させて頂きます。

 『▽期間 11月3日(木)~12月11日(日)。美術鑑賞講座=11月20日(日)午後2時~(講師=小林希公民・兵庫県立美術館学芸員)

  ▽内容 県内美術館・博物館8館による連携事業。人間の姿や生活を主題とする絵画、彫刻、版画をあわせて45点の展示。小磯良平、鹿子木孟郎、ミロ、和田三造、元永定正、浜田知明、直原玉青など28人の作家の作品によって構成。

  ▽問い合わせ 玉青館 ?0799・36・2314』

 素敵な絵画の話題に目が留まりましたので、関連付けて、淡路島でもこんな素晴らしいイベントがあるんだ!ということをお伝えしたくて久々の登場となりました。深まり行く秋の一日、ロンドンまで出かけなくても、島内でこんな素晴らしい美術品に出会うことが出来るだなんて。。。
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