本日付地元紙の教育欄で見つけたこのタイトル。隅々までは行かなくても、気になる記事はピックアップしているつもりの私。おまけに『教師ら対象にセミナー』なんて見出しがあって、そのまま引用させていただきます。
『新聞から、あこがれの職業の記事を探し、考える「仕事リサーチ」や、記事中のものや人になったつもりで文章を書く「なりきり作文」・・・。このほど、神戸市中央区の同市総合教育センターで開かれたNIE(教育に新聞を)セミナー「言葉の力をはぐくむ」では、新聞を授業に生かすユニークな手法がいくつも紹介された。記事によって、知識や言葉を増やし、社会への関心を高めるだけでなく、子どもらの想像力や自由な発想力、批判精神をも伸ばそうとの取り組みに、参加者らも強い関心を示した。(堀井正純)
県NIE推進協議会主催のセミナーで、県内の小中高校の教師や学生ら約60人が参加した。
まず、中野啓景介・神戸新聞社姫路支社長が「言葉の力を信じて」と台紙講演。自分で考え、自分の言葉で伝えることの大切さを訴え、「言葉は人と人をつなぐ道具。だが、感情を伴って初めて言葉になる。子どもらには言葉によって、より豊かな人生を送ってもらいたい」などと語りかけた。
続いて、参加者は4人1組に分かれ、生地を活用したミニ授業を体験。「ニュースウォッチ」と題したカリキュラムを行った班は、気になる記事を選んで、知らない言葉を辞書で調べ、文章のキーワードを考えた上で、内容を要約。班内で記事について意見を交わした。
別の班は、新聞投稿欄の投書を素材に、まず一人が「でも」と反論を記述。別の人がさらに「でも」と異論をとなえ、最初の人が「だから」と、最終的な結論をまとめた。
会場では、同じ話題を扱う新聞を複数読み比べる効果なども説明され、一連の作業を通じ、「NIEが、メディアリテラシー(情報を批判的に読み解く能力)にもつながることが分かった」と三田市の大学生。
一方、「なりきり作文」を体験したグループは、「秋の叙勲」で、皇居を訪れた受章者と盲導犬のニュースを基に作文。犬の目線で考えるなど、同じできごとを別の角度から見ることの意味や面白さを考えた。
北川勝彦・姫路市立旭陽小教諭は、「私は皇居宮殿のカーペットです。これまで陛下に招かれた大勢のお客さまに踏んでいただきました。この時期のお客さまは、時々車イスの方もおられ、私は驚かなくなってきましたが、今年は違います。盲導犬のルカがやってきたのです。犬の足の裏って案外気持ちのいいものですね」などと、予想外の視点で発想したユーモラスな文章を発表。童話的な夢想や想像力を刺激する「なりきり作文」の効果をよく示す作文に、会場は笑いと拍手に包まれた。』
犬が私には身近な存在ではなかったから、犬の足の裏のさわり心地など全くわからない。気持ち良いんだろうなぁ。犬の目線とはいかなくても、やはり子どもたちの目線で物事を考えてみるということはとても大切な気がする。
これからも新聞記事の一つに大いに疑問を持ったり、感心させられたりしながら読み続けたい。読み比べなんてことは図書館へでも足を運ばなきゃ無理だけど。
『新聞から、あこがれの職業の記事を探し、考える「仕事リサーチ」や、記事中のものや人になったつもりで文章を書く「なりきり作文」・・・。このほど、神戸市中央区の同市総合教育センターで開かれたNIE(教育に新聞を)セミナー「言葉の力をはぐくむ」では、新聞を授業に生かすユニークな手法がいくつも紹介された。記事によって、知識や言葉を増やし、社会への関心を高めるだけでなく、子どもらの想像力や自由な発想力、批判精神をも伸ばそうとの取り組みに、参加者らも強い関心を示した。(堀井正純)
県NIE推進協議会主催のセミナーで、県内の小中高校の教師や学生ら約60人が参加した。
まず、中野啓景介・神戸新聞社姫路支社長が「言葉の力を信じて」と台紙講演。自分で考え、自分の言葉で伝えることの大切さを訴え、「言葉は人と人をつなぐ道具。だが、感情を伴って初めて言葉になる。子どもらには言葉によって、より豊かな人生を送ってもらいたい」などと語りかけた。
続いて、参加者は4人1組に分かれ、生地を活用したミニ授業を体験。「ニュースウォッチ」と題したカリキュラムを行った班は、気になる記事を選んで、知らない言葉を辞書で調べ、文章のキーワードを考えた上で、内容を要約。班内で記事について意見を交わした。
別の班は、新聞投稿欄の投書を素材に、まず一人が「でも」と反論を記述。別の人がさらに「でも」と異論をとなえ、最初の人が「だから」と、最終的な結論をまとめた。
会場では、同じ話題を扱う新聞を複数読み比べる効果なども説明され、一連の作業を通じ、「NIEが、メディアリテラシー(情報を批判的に読み解く能力)にもつながることが分かった」と三田市の大学生。
一方、「なりきり作文」を体験したグループは、「秋の叙勲」で、皇居を訪れた受章者と盲導犬のニュースを基に作文。犬の目線で考えるなど、同じできごとを別の角度から見ることの意味や面白さを考えた。
北川勝彦・姫路市立旭陽小教諭は、「私は皇居宮殿のカーペットです。これまで陛下に招かれた大勢のお客さまに踏んでいただきました。この時期のお客さまは、時々車イスの方もおられ、私は驚かなくなってきましたが、今年は違います。盲導犬のルカがやってきたのです。犬の足の裏って案外気持ちのいいものですね」などと、予想外の視点で発想したユーモラスな文章を発表。童話的な夢想や想像力を刺激する「なりきり作文」の効果をよく示す作文に、会場は笑いと拍手に包まれた。』
犬が私には身近な存在ではなかったから、犬の足の裏のさわり心地など全くわからない。気持ち良いんだろうなぁ。犬の目線とはいかなくても、やはり子どもたちの目線で物事を考えてみるということはとても大切な気がする。
これからも新聞記事の一つに大いに疑問を持ったり、感心させられたりしながら読み続けたい。読み比べなんてことは図書館へでも足を運ばなきゃ無理だけど。