今日付け地元紙のPR特集欄でみつけたこんなタイトル。そして『体内時計と健康』という見出しも。『いきいきライフセミナー』の中から、東京女子医科大学・東医療センター内科 大塚邦明教授の基調講演をそのまま引用させていただきます。
『生活習慣病の発症にも関係
人の体の中に「体内時計」があるということが分かったのは1972年のこと。さらにここ数年の研究で体内時計は時計遺伝子で動き、これが狂うと生活習慣病や骨祖しょう症、癌などを発症する恐れのあることなどが明らかになり、健康のために体内の生体リズムを知る事が必要になってきた。
体内時計は生体時計ともいうが、人の場合、脳の視床下部にある視交叉上核でつかさどっている。人だけでなく、地球上のすべての生物にこの機能がみられることから、生物が急激に多様化した5億年前のカンブリア紀以前にすでに備えていたと考えられる。これは自然界の環境の変化を予知し、対応するための機能だと思われる。
このリズムの源は宇宙にあり、太陽系の公転、地球の自転、月の引力など、宇宙のさまざまなリズムが地球上の生物の中にコピーされたと考えられる。
その中で、遺伝子レベルで確認されているのが24時間のリズムだ。時計遺伝子から時計たんぱくがつくられ、その働きが抑制されるまでの周期が24時間になっている。
24時間や60秒多種類「内臓」
時計遺伝子の一つにクリプトクロムというのがある。これは青色光を感じ取るとともに、紫外線で傷ついたデオキシリボ核酸(DNA)を修復する働きがある。生命が誕生したころの地球には大気やオゾン層がなく、DNAにとって紫外線は脅威であり、昼間の細胞分裂を避ける必要があった。このため日の出を予知することが大切となり、体内時計の機能が備えられたと考えられる。
体内時計には24時間のリズムのほかに、いろいろなリズムの時計がある。例えば、短いものでは60秒や数時間後を予測することができる砂時計型、のどが渇く、小腹がすくなどはだいたい90分のリズム、睡眠のレム睡眠とノンレム睡眠の周期も90分のリズムだ。
昔から「寝る子は育つ」というが、これはノンレム睡眠のときに成長ホルモンがたくさん出るので科学的にも正しい。「早寝早起き」というのは、「早起き早寝」が正しい。早く寝ることよりも、きちんと同じ時間に起床することの方が大事だ。規則正しい起床時刻によって生体のリズムが整えられる。お酒をのんだり夜更かしをしたりしても、毎朝同じ時間に起きることが健康を守るコツだといえる。
体内時計には、7日のリズムというのもある。これはコモリネズミの実験観察で裏付けられているが、歯牙の成長の周期にみられる。人の心臓性突然死の記録などを解析すると、1年3ヵ月のリズムというのもある。
これらのリズムは、24時間が太陽の日の出や日没を体内にコピーしたのに対し、光以外の、例えば地磁気や太陽風などの周期をコピーしたものだと考えられている。
□生体リズムを守るための養生訓□
頭…頭髪に駆使を入れる 体…日差しを浴びる 目…メガネをかける 顔…顔をあらう 鼻…お茶・コーヒー・グレープフルーツの香りをかぐ 口…舌や口腔内を刺激する 心臓…脈拍数に、夜と朝のめりはりをつける 散歩で心臓の収縮を適度に強くする 腕…乾布摩擦をする 胃…朝食をとる 大腿部…屈伸運動をする 膀胱…起床後排尿する 足…散歩をする(図に示してあるので合ってるかどうか)』
無風状態などということはあり得ない。地球規模で考えると地磁気とか太陽風ということになるだろうか。海に波が起こって潮の満ち引きがあって。。。人の力などではどうにもならない力によって人は生かされているのだとつくづく思う。
季節になれば咲く彼岸花。暑い夏も彼岸になれば暑さが和らぐ。本当に不思議。その不思議な力によって生かされている。生物の一つに過ぎない私。やはり行き着くところは「有難う」ということになるだろうか。
毎日を早起き。というとかなりきついものがある。でも、それを当り前にこなしていらっしゃる人がいる。私もできる限り続けていきたい。そんなことを思っていたら、配食サービスの仕事で大変お世話になった方からのメール。何か相通じるものがあったのかな?
『生活習慣病の発症にも関係
人の体の中に「体内時計」があるということが分かったのは1972年のこと。さらにここ数年の研究で体内時計は時計遺伝子で動き、これが狂うと生活習慣病や骨祖しょう症、癌などを発症する恐れのあることなどが明らかになり、健康のために体内の生体リズムを知る事が必要になってきた。
体内時計は生体時計ともいうが、人の場合、脳の視床下部にある視交叉上核でつかさどっている。人だけでなく、地球上のすべての生物にこの機能がみられることから、生物が急激に多様化した5億年前のカンブリア紀以前にすでに備えていたと考えられる。これは自然界の環境の変化を予知し、対応するための機能だと思われる。
このリズムの源は宇宙にあり、太陽系の公転、地球の自転、月の引力など、宇宙のさまざまなリズムが地球上の生物の中にコピーされたと考えられる。
その中で、遺伝子レベルで確認されているのが24時間のリズムだ。時計遺伝子から時計たんぱくがつくられ、その働きが抑制されるまでの周期が24時間になっている。
24時間や60秒多種類「内臓」
時計遺伝子の一つにクリプトクロムというのがある。これは青色光を感じ取るとともに、紫外線で傷ついたデオキシリボ核酸(DNA)を修復する働きがある。生命が誕生したころの地球には大気やオゾン層がなく、DNAにとって紫外線は脅威であり、昼間の細胞分裂を避ける必要があった。このため日の出を予知することが大切となり、体内時計の機能が備えられたと考えられる。
体内時計には24時間のリズムのほかに、いろいろなリズムの時計がある。例えば、短いものでは60秒や数時間後を予測することができる砂時計型、のどが渇く、小腹がすくなどはだいたい90分のリズム、睡眠のレム睡眠とノンレム睡眠の周期も90分のリズムだ。
昔から「寝る子は育つ」というが、これはノンレム睡眠のときに成長ホルモンがたくさん出るので科学的にも正しい。「早寝早起き」というのは、「早起き早寝」が正しい。早く寝ることよりも、きちんと同じ時間に起床することの方が大事だ。規則正しい起床時刻によって生体のリズムが整えられる。お酒をのんだり夜更かしをしたりしても、毎朝同じ時間に起きることが健康を守るコツだといえる。
体内時計には、7日のリズムというのもある。これはコモリネズミの実験観察で裏付けられているが、歯牙の成長の周期にみられる。人の心臓性突然死の記録などを解析すると、1年3ヵ月のリズムというのもある。
これらのリズムは、24時間が太陽の日の出や日没を体内にコピーしたのに対し、光以外の、例えば地磁気や太陽風などの周期をコピーしたものだと考えられている。
□生体リズムを守るための養生訓□
頭…頭髪に駆使を入れる 体…日差しを浴びる 目…メガネをかける 顔…顔をあらう 鼻…お茶・コーヒー・グレープフルーツの香りをかぐ 口…舌や口腔内を刺激する 心臓…脈拍数に、夜と朝のめりはりをつける 散歩で心臓の収縮を適度に強くする 腕…乾布摩擦をする 胃…朝食をとる 大腿部…屈伸運動をする 膀胱…起床後排尿する 足…散歩をする(図に示してあるので合ってるかどうか)』
無風状態などということはあり得ない。地球規模で考えると地磁気とか太陽風ということになるだろうか。海に波が起こって潮の満ち引きがあって。。。人の力などではどうにもならない力によって人は生かされているのだとつくづく思う。
季節になれば咲く彼岸花。暑い夏も彼岸になれば暑さが和らぐ。本当に不思議。その不思議な力によって生かされている。生物の一つに過ぎない私。やはり行き着くところは「有難う」ということになるだろうか。
毎日を早起き。というとかなりきついものがある。でも、それを当り前にこなしていらっしゃる人がいる。私もできる限り続けていきたい。そんなことを思っていたら、配食サービスの仕事で大変お世話になった方からのメール。何か相通じるものがあったのかな?