昨日訪ねた伯母のご実家。庭中を猫が走り回っていた。で、玄関に飾られた大きな額。白い猫を描いたのは勿論伯母。京都にお住まいだった頃の作品だとか。
 それでこんなに猫が沢山居るんだ!と納得した次第。伯母も、本当に猫が好きだった。猫が好きだから、それを知って猫が集まる。。。伯母は既に他界されて今年が3年目になるのに、猫たちが集まるのはどういうわけなんだろう。きっと、その辺に伯母が居て、見守ってくださるからなのかなぁ。
 私が実家に居た頃、迷い込んできた猫が居る。母猫からはぐれたようで、必死になって鳴いていた。それを私が家の中へ入れ、何とか慣れさせることができた。小さいうちに私と出会ったから、きっと私のことを母親と思っていたのかなぁ。
 でも、父が仕事から戻ると一番先に気がつくのがこの猫だった。車のドアが閉まると、玄関へ飛んで出ていたっけ。門までは数メートルあって、私などはどうかすると聞き漏らしてしまうのに、猫ったら、真っ先に気づいていた。それをまた父が大喜びするものだから、猫も得意気。
 私がこちらへ嫁したのが11月、翌年の4月にこちらの初宮へ両親が訪れた、その日、猫は出奔してしまった。。。
 兄でさえも寄せ付けなかった猫が、何故か私の夫の膝に極自然に上がって座り込んだのだから、これには正直驚いた。猫が夫と認めてくれた気がして、結婚を決めた?というと大袈裟になるかも知れないけど。
 あれから、今年が20年。まさか生きているとも思えないけど、もし生きていたら、この家で一緒に暮らしたい。夫もそのことには同意してくれている。。。