として、14日付けの地元紙にこんな記事が載っていました。。。

  『プッチーニ「蝶々夫人」の続編で、三枝成彰の作曲、島田雅彦の台本による捜索オペラ「Jr.(ジュニア)バタフライ」(3月31日、神戸国際開館)を聴いた。蝶々夫人の息子と日本人女性の愛を描き、ソプラノ佐藤しのぶらが熱演。歌唱、管弦楽、視覚面~のいずれも優れた内容だった。

 米軍士官ピンカートンに裏切られた芸者蝶々が自害し、二人の間の息子が残される「蝶々夫人」の続編。息子のJr.バタフライ(佐野成宏)はピンカートンに引き取られるが、軍人として赴任した神戸で、日本人ナオミ(佐藤しのぶ)と恋に落ちる。日米開戦、自らの収容所送り、ナオミの被爆など、父母の国家間の戦争に翻弄されながらも、愛を貫く姿を描く。

 物語は、異国間の愛というテーマを継続することで、続編として自然な設定に。第二次世界大戦を背景に、日米両国の狭間で揺れる主人公らの心情、過酷な障壁を乗り越えようとする愛の力を浮き彫りにしていた。

 また、ナオミとJr.バタフライが戦後の未来を熱く語るシーンから、原爆投下後の廃墟となった長崎へ舞台が移るなど、場面転換のめりはりも効果的だった。

 歌手陣の歌唱力は充実。佐藤の声は伸びやかで張りがあり、佐野は響きが安定していた上、日本語の歌詞も比較的、聞き取りやすかった。二人の二重唱は繊細だが力強く、強い愛を誓う部分の感情表現では、見事な盛り上がりを見せた。

 蝶々の女中・スズキ役の坂本朱の声にも濃い情感があり、演技からは切実さが伝わった。

 大友直人指揮、京都市交響楽団も、響きの強さと柔らかさ、強弱が、物語のそれぞれのシーン、歌とフィット。ひょうごJ・B合唱団も好評で、被爆したナオミとJr.バタフライが再開するクライマックスでは、圧倒的な声量を響かせた。(佐藤由里)』

 会場は何と神戸国際会館。。。行って行けないところではないところ。機会があれば是非観てみたい作品だったのになぁ。それと、もう一つ気になるのは、「女優3人が贈るおしゃべりコンサート」これは20日15時、大阪のザ・シンフォニーホールなんだそう。説明文をそのまま引用すると、『テーマは「歌に生き、恋に生き」。岸田今日子、冨士真奈美、吉行和子の3女優が、愛にまつわるエピソードを語り、お気に入りのオペラを紹介、アリアの日本語の歌詞を朗読する。また、ソプラノ関定子とテノールのベー・チェチョル、ピアノの呉恵珠がプッチーニ「ラ・ポエーム」や「トスカ」、ベルディ「アイーダ」、「リゴレット」のアリアなどを届ける。8000、5000円。』って、こんなの仕事で行けるわけはないけど。。。先日NHKテレビで紹介していたのは、将にコレ!と思ったので、ご覧になった方是非感想などを。。。