いきなりになりますが、そのまま引用させて頂きます。

 『第六次のイラク復興支援群として、伊丹市の駐屯地を中心とする500人が派遣されることになった。来月上旬から順次サマワへ向かう◆予定通りとはいえ、現実のこととなると複雑な気分である、派遣隊員はもとより、家族は不安なことだろう。無事に帰国をと、あらためて祈る一方で、いらだちが募る。イラク支援はこれからどうなるのか。三ヶ月ごとの部隊の交代を重ねるだけで、撤退時期を逸しているのではと、思えてならない◆「サマワは非戦闘地域」が派遣の前提である。しかし本当にそうなのか。こんな基本的なことすら、疑問が消えない。サマワに日本人記者がいないことも背景にある。いまはフリージャーナリストも滞在していないようだし、現地の最新情報は、イラク人通信員の情報などが頼りである◆外務省が報道各社へサマワからの退避を勧告したのは、1年前のこと。依頼、ありのままのサマワが見えにくくなった。今月下旬には日本人記者16人が現地入りする予定だったが、防衛庁は中止を決めた。「不測の事態」への懸念などが理由である、これでは「治安は安定」の言葉もあやしく見える◆日本の援助で浄水装置がかなり設置されたから、自衛隊の給水活動は一休みだという。自爆テロが続くものの、移行政府の組閣から新憲法起草へ、イラクの国づくりは進む。これ以上自衛隊がイラクにとどまる理由はあるのだろうか◆明確な撤退日程が示されないまま、第六次が海を渡る。そしてもう、第七次、八次の派遣準備が始まっている。』

 「不測の事態」への懸念がある土地へ、また自衛隊を派遣して何も無かったで帰国出来たらラッキーということになるのかな?ご家族の思いはとてつもなく不安で一杯な気がする。それにしても、情報が全く得られないというのはどういうことなんだろう。