地元紙の文化欄に06芸能回顧・クラシック&舞踊 というのが載っていたので、そのまま引用させていただきます。

 クラシック音楽界は、1月に生誕250年を迎えたモーツァルトに沸いた一年だった。

 ■節目のイベント

 各地ではコンサートが開かれ8月にモーツァルトの生地で開かれたザルツブルク音楽祭ではピアニスト小菅優がデビューした。クラシックファン向きの全集などに加え、コンビレーションやジャズバンドのアレンジ作品などで新たなモーツァルトファンを開拓した。

 東京・丸の内ではゴールデンウイークに音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」を開催。モーツァルトを特集し、約70万人が訪れた。

 モーツァルトの影に隠れがちだったが、生誕百年のショスタコービッチや没後150年のシューマンも注目を集めた。

 ■のだめ効果も

 鳥の冬季五輪女子フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香や、音大生の生活をコミカルに描いた漫画「のだめカンタービレ」のドラマ化による効果で話題を呼んだ。

 荒川が五輪で使用したプッチーニのオペラ「トゥーランドット」からアリア「誰も寝てはならぬ」、ケルティック・ウーマンの「ユー・レイズ・ミー・アップ」が大ヒット。携帯電話向けの音楽配信「着うた」のダウンロード数が急増した。

 「のだめー」のドラマ化は、昨年からのブームに拍車を掛けた。ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」など劇中で使用された曲を中心に、クラシック音楽に若者たちの関心を集めるのに一役買った。

 ■巨匠たちの動き

 巨匠たちに眼を移すと、ズービン・メータ、ロリン・マゼールらが次々に来日。ニコラウス・アーノンクールは、26年ぶりの来日公演で、古楽器演奏の魅力をアピールした。小澤征爾は病気で半年間休養、ファンを心配させたが、7月に本格的に復帰した。

 6月には、日本の音楽界をけん引してきた指揮者岩城宏之、作曲家高木東六が死去。モッフォ、シュワルツコップと世界的なソプラノ歌手も相次いで他界した。

 舞踊の分野では、3年に1回の世界バレエフェスティバルが開かれ、世界のトップダンサーが日本に集結。秋には英国ロイヤルバレエのプリマドンナ吉田都が、熊川哲也のKバレエカンパニーに移籍。舞踊家大野一雄が百歳の誕生日を迎えた。

 関西経済連合会の秋山喜久会長が4月、大阪に4つのプロオーケストラがあるのは多すぎるとして、「一つの団体に集約すべき」と発言。音楽ファンや楽団側が反発し、オーケストラ論議を巻き起こした。

 老舗歌劇団体「関西歌劇団」を運営、文化庁などからの助成金不正受給が問題化していた財団法人関西芸術文化協会が自己破産を申請。6月に発足した特定非営利活動法人(NPO法人)関西芸術振興会が、同歌劇団を運営することになった。

 9月に神戸国際芸術祭が開かれるなど、神戸・大阪で計3つの音楽祭があった。乳児向けのコンサートなど、趣向を凝らした公演が聴衆を沸かせた。兵庫県立芸術文化センターは7月、オペラ「蝶々夫人」で異例の8公演を実現。また、生誕百周年を来年に控えた神戸出身の作曲家大沢寿人を特集する演奏会が、同センターなどで相次いで開かれた。(佐藤由里)』

 結局、今年はもう私にとって足を運ぶことが無くなってしまった、兵庫県立芸術文化センター。一度は訪れてみたい。さて、どんなコンサートが私を招いてくれることになるのやら。

 さて、淡路島洲本市文化体育館文化ホール(しばえもん座)で12月25日に行われる、クリスマスコンサート。チェロアンサンブルエクラ=12人のチェリストがずらりと勢揃い。こんな機会は滅多と無いチャンス。まだまだチケットは余っているとのこと。この機会に是非!夕方6時半開場・開演は午後7時から。前売りは1000円。
 『クリスマスの夜を楽しく過ごしていただこうと企画したコンサートです。皆様お誘い合わせの上、ご来場賜りますようお願い申し上げます。』
 宜しかったらご一緒に。。。