1月26日付け地元紙のくらし欄で見つけたこのタイトル。更に団塊世代に新たな交流の輪 退職者の孤立防止への言葉が目に入りましたので、そのまま引用させていただきます。

 定年退職後の仲間づくりに役立ててもらおうと、兵庫県内のシニアや団塊世代を主な対象とした、無料の会員制インターネットサイト「いきがい.cc」が、このほど開設された。同好の士を見つけやすいネットの利点を生かして人脈や活動範囲を広げ、「第二の人生を上手にスタートしてほしい」と関係者は呼びかけている。(溝田幸弘)

 同サイトは、神戸市須磨区の特定非営利活動法人(NPO法人)「しゃらく」を母体とする「シニア生きがいしごとサポートセンターNEXT」が運営。「しゃらく」は定年退職者への職業情報の提供など主に高齢者向けの事業に取り組んでいる。

 サイトは、外部から閲覧できず、会員だけでやり取りする「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」のシステムを採用。会員はそれぞれ自分のページを持っており、趣味や自己紹介などのプロフィル、日記を公開し、「趣味が同じ」「家が近い」など話が合いそうな人がいたら、ネット上で交流。その人の日記にコメントをつけたり、メッセージを送ったりして、仲間づくりのきっかけにする。

 「-NEXT」センター長の小倉譲さんは「会社を定年退職した途端、人間関係を失う人が多い。特に会社中心の人生を送ってきた人は“やることがない”“友だちがいない”という状態に陥りがち」と指摘。「サイトは、退職者が地域で孤立するのを防ぐのが狙い」と力を込める。

 現在、会員数は約90人。利用者からは「やってみると友だち付き合いが広がった」「脳の活性化にもなる」との声が挙がっており、小倉さんは「同年代の人たちと、新たな交流の輪を広げてもらえれば」と話している。

 会員登録は、同サイトのトップページ(http://www.ikigai.cc/)からできる。ただし、電子メールのアドレスを持っていることが条件。使い方が分からない人には、毎週火・金曜の午前10時と午後2時から、同センターで無料で指導する。また、同サイトの使い方や退職後の生き方についてまとめた冊子を作成。希望する人や企業の担当者に無料配布する。問い合わせは、同センター?078・731・2251』

 退職までは第一線で大活躍していても、退職してしまうとさて自分に何が出来るだろうか。ということになりがちな気がする。ひところ流行った「濡れ落ち葉」なんかにはなりたくないし、なって欲しくもない。ただ、企業戦士とはいっても、生まれて育った土地に住んでいる人なら“孤立”ということは考えられないかも知れないけど、出来ることなら気の合う仲間と触れ合っていたい。その点、ネットを活用してなら、例えば足が不自由になったとしても交流の場までは失うことはないと思う。そして、何といっても脳の活性化に繋がるのであれば、こんな良い手は無いと思う。