2月15日付け地元紙の文化欄の下の方にバイオリニストの千住真理子さんの紹介記事が載っていたので、そのまま引用させていただきます。

 『「“これって、もともとバイオリン曲じゃないの?”。そう思ってもらえればうれしい」。バイオリニスト千住真理子が、新譜「ドルチェ」でピアノ曲や交響曲に挑んだ。大好きな作品をバイオリンのために自ら編曲し演奏。「(原稿に)足りない音符を足してみたり、オクターブ多角したり」と、試行錯誤を経て完成させた。

 「ジュラシーを感じるほど、いい曲」というドビュッシー「月の光」や、「好きで好きでたまらない」と語るオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の「アヴェ・マリア」。リストアップした数十曲の中から13曲に絞った。

 「ピアノ曲をなぞるだけではだめ」「オーケストラでわーっと演奏するからいいんだ」と悩み、何度も断念しようとした。就寝後、アイデアを思い付くと起き上がってメモし、朝起きて楽器を手に試すこともあった。

 思いが実現できたのは、5年前にてに入れた名器、ストラディバリウス・デュランティのおかげだという。「いい感じで鳴るようになってきた。この楽器だったらやってくれる」。独得の音色の柔らかさを頼りに作品と向かい合った。

 「天才少女」ともてはやされ、少しのミスでも過剰な非難を浴びるように。「プレッシャーに負けて」2年間、バイオリンから離れた。復活のきっかけは、ホスピスでの演奏。「音楽とは、人とぬくもりを交換して感動すること」と気付くことができた。

 「クラシック音楽になじみの薄い人にも親近感を持ってもらいたい」と、テレビなどにもどんどん出演。コンサートでは天才作曲家たちのエピソードに触れるなど、曲の合間の話も大事にしている。

 「“テレビで見たから”と私の演奏会に足を運んでくれる人もいる。そういうお客さんの心を逃したくないんです」』

 音楽は特別な人だけが楽しむのものじゃないと思う。嬉しいときは本当に嬉しさが倍増するような、悲しいときは少し気持ちをやわらげてくれるような。そんな中で大いに感動することができるんだと思う。