“平和”という文字にはついつい反応してしまう私。25日付け地元紙文化欄で見つけたこのタイトル。記事をそのまま引用させていただきます。

 『博物館が山を越え海を渡り、自由に旅する。列車に乗って…。神戸市立科学技術高校(同市中央区)の生徒たちが、紛争の絶えない世界に向けて、そんな伸びやかなアイデアを打ち出した。生徒たちの思いを形にした作品は11月の文化祭で一般公開される。「えっ!」と思った人も「ええ?」と感じた人も、ぜひ。             (新開真理)

 作品は、10月上旬に京都などで開かれ、約40カ国の研究者らが参加した「第6回国際平和博物館会議」の関連展で発表された。同展のテーマは「平和博物館は可能か?」。デザインや建築を学ぶ関西や東北の大学・高校生らが、戦争の悲惨さを強調する従来の手法とは異なる、平和を積極的に創造する施設のイメージを出し合った。

 神戸市立科学技術高途市工学科の生徒たちは「明日、私たちの街に、平和博物館がやってくる」と題した作品を出展。博物館を「建物」ではなく、さまざまな用途のコンテナ約20両をつないだ「列車」に仕立てた。

 未来の平和を築く主役である子どもたちは、遠い国の博物館を訪れることができるだろうかー。列車形式なら、世界各地を巡回できる。そんな思いを具体化した。

 列車は「アウシュビッツを知る」「ヒロシマを知る」といったコンテナを連結。エネルギーや水、宗教について考えたり裁縫を身に付けたりするコンテナ、図書館や医務室、“学校”もある。「むっちゃでっかい風呂」を載せたコンテナは、長旅の疲れを和らげてくれそうだ。

 同学科の1~3年生、のべ約百人で案を出し合い、半年かけて制作した。3年の梶原千種さん、ジェップ・テゥン・アンさん、2年の田中天さんらが中心になった。

 3人は「いろんな人の話を聞くうち、戦争さえなければいいのではなく、きれいな水や教育も大切だと知った」「価値観の違う国でも通用する内容にしたくて苦労した」と話す。「平和」の姿を多面的にとらえようとした課程も、作品に反映されている。

 講評した現代美術家の椿昇さんらは「実現性の高い、すごいアイデア。国連が紛争地に向かうときは、必ず同行させるべき」「各国でさまざまなコンテナを作り、交換してはどうか」と高く評価した。

 指導に当たった同行の新山浩教諭は「世界には、戦争をリアルに知ってほしいと強く願う人々がいる。生徒たちには、この作品を、そうした人たちの感情を知る入り口にしてほしい」と話す。一般公開は11月22日午前10時~午後2時、同校で。』

 う~ん。。。休みが取れるかどうかわからないけど、一般公開されるなら是非観てみたい。学校自体がどこにあるのやら。検索してみるしかないかな。

 高校生たちだからこそできたことなのかも知れない。戦争や平和について、そして、自然を大切にするために私たちができること。。。一人一人が地球組織の一員なのだから、対岸の火事などとは思わないで、できることから始めたい。そのヒントになるのじゃないかなぁ。若いって凄い!見習わなきゃ。